薬で治す歯周病治療

薬で治す歯周病治療

当院では、歯周病の原因である菌を特定し、薬でその原因菌を退治する歯周内科治療も施術しています。

この治療方法には4つの大きなポイントがあります。

1.位相差顕微鏡での菌の確認
2.細菌の除去薬剤の内服
3.カビの除去薬剤あるいはカビとり歯磨き剤での歯磨き
4.除菌後の歯石とり

特に位相差顕微鏡での菌の確認は、『歯周病の本当の原因』を探るのに非常に大きなポイントとなります。

位相差顕微鏡検査とは

まず始めに、患者様のお口の中の汚れをほんの少し採取し、それを顕微鏡で観察します。

顕微鏡で見る事で今現在の菌の状態を確認する事ができ、「虫歯になりやすいのか」「歯周病になりやすいかどうか」「今はどういう状態なのか」「これからどういう状態になっていくのか」、そして「今後はどういう予防管理をすればよいのか」がよりはっきりと分かってきます。

この検査・診断データを基にする事より、より確実で効果的な歯周病の治療方法と一生歯を長持ちさせる予防プランをご提案する事が出来ます。

薬の処方

位相差顕微鏡にて得たデータをもとに、原因菌を特定してお薬を選択・処方します。細菌の除去薬剤には、ジスロマック等の細菌除去薬剤やカビの除去薬剤、カビとり歯磨き剤などがあります。診断・治療に伴い、適切なお薬を処方致しますので、指示に従い頓服・ご使用下さい。

再発の予防

カビ菌は口腔内常在菌といって、お口の中に必ず住み着いている菌です。徹底的にやっつけても、空気中や食べ物や手の指などから再びお口に戻ってきます。全滅させる事は不可能なのです。

カビ菌が増えすぎると、歯ぐきが腫れるなどの悪い影響が出てきます。ですから、毎日の歯磨きと歯科医院における定期的なプロフェッショナルクリーニングが大切になってきます。